夏ですねぇ…
どんだけ暑くても…
毎日毎日何時間も、
あの暑苦しいユニフォーム着て。
ボクらの頃は水飲んじゃダメで。
ピッチャーは肩は冷やすなって…長袖着させられて。
一本走るだけでも限界の坂道ダッシュとか、
「はい、これ10本!」なんて軽く言われて。
ひとより上手くなるためには、人の倍練習だ!!って、倍走って。
死ぬ程暑くても、大きな声出して走りまくってたなぁ。
よくやってたなぁ。
今日は、6月らしく雨でした。
が…
ここ数日はすっかり、暑さ、日差し、
何よりアノ“もわぁ〜〜”感が夏を感じさせてくれますね。
ボクってヤツを形成する、幼い頃から高校ぐらいまでの時期を、
野球ひと筋で暮らしてたボクはこの“もわぁ〜〜”感に敏感に反応します。
「誰もが暑いって、逃げ出したくなるこの時に、
いつもの倍練習するから効果があるのだぁぁぁぁ!」といわれ、
真に受けて本当に倍やっていた、超素直なボク。
この“もわぁ〜〜”感で…
時々「ああ、練習しなきゃ…」って圧迫感をいまだに感じたり。
「ああ、もう練習しなくていいんだ…」って意味ない開放感を感じたり。
アタマは今でも覚えてるようです。
あの頃は偉かったなぁ。ホントに。
なのに、何なの今!この体たらく(笑)
情けないったらありゃしない。
ま、でもそんぐらいやっても、
プロだのなんだのは無理だった訳で。
みんなが海行ったり、彼女が出来ただのなんだの言ってる時に、
丸坊主にして、汗だくになって、泥だらけになって、
ひたすら野球漬けの生活してんだもんな。
僕がやってた練習のもっともっと凄いヤツに耐えて上手くなったヤツらが、
プロ野球選手なんだよなぁ。
そうやって考えるとヤツらやっぱスゲーな。
ついついプロ野球選手って、当たり前のようにプロ野球選手で、
当たり前のように上手くて…って気がしちゃうけど。
バックボーン考えたら、みんな小さい頃からスゲー大変な思いしてきた
やつらの集まりなんだよな。
今、プロ野球つまんない…なんて簡単に片付けられるのですが。
佑ちゃんフィーバーもいいし…
桑田投手の感動的なメジャー挑戦も素晴らしいし…
イチローも、松井も、松坂ももちろん最高ですよ。
でも、その辺の“ただの”プロ野球選手一人一人が、
死ぬ思いして夢を掴んだカッコイイ奴ら…だという事をね。もちっとね…。
そこに到達した彼らの存在自体が
エンターテイメントとして成り立ってるハズなんですけどね。
こう熱くなるのも、夏のせいですな。きっと。