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有田真平のブログ

オレ誘拐事件

先日、誘拐されました・・・。


と書くと、とてもセンセーショナルな感じですが。
ま、聞いて下さい。


名古屋でタクシーに乗ったんです。
ボク「高速で●●(I/C)で降りてくれ…」と指示。
乗ってからだいぶ経ち…高速にも乗り…数分後。
「このタクシー、運転手の加齢臭きつ過ぎるわぁ!!!!」なぁんて思ってると。



運転手「アタシ、分からないモンで、案内をしてもらえますか?!」


ハァーーーーーーっっっ?????!!!!!
オイオイオイオイオイ!!!!
何分経ってんじゃぃぃぃ!!!!


ボク「ボクも、東京の者なので道は全然分かりません!!」
もう、ココはあえて。
そしたら…
運転手「あっああ…そうですか…」


その言葉を最後に、あとは無言で高速道路を。。。
無線で場所確認?!ノーーー!!
地図で場所確認?!ノーーー!!?!
ナッシングです。
要は『勘ですよ!』。
そのオヤジは『勘』だけを頼りに高速を延々と。。。
ボクを乗せて…。。。


案の定…
そこは見た事のない景色。。。
オイオイオイオイオイ!!!!


ボク「これ、間違いましたよねぇ?!」
すると…。


運転手「は、はい。ど、どうしましょう?!」


待てぇ・・・・・気づいてんのかよぉ!!!!!!


ボク「ちょっとぉ!!!じゃあ降りてよ!!!!」
運転手「は、はい。」


高速を降りると…
またしても分からない場所を延々走り続ける運転手。
ボク「無線で聞けよ!」
運転手「は、はい。」



すると…今度はあらたなるトラブル発生。
無線が故障…
何回連絡をとっても、事務所からの返答がない。
というよりも、ボクの予想では多分…
その運転手、きっと無線の使い方を把握してないのだと。
それでも車は走り続ける。
すると…その運転手がまたしてもスゴイことを言い放った。


運転手「スミマセーン、道分からないので、ココで降りてもらえませんか?!」
   「お代は結構ですので…!!!!」


どうですか!ココまで来ると、もう満点でしょう!?

ボク「お代とかそういう問題じゃなくて…
   こんなトコで降ろされても、余計高くつくし…!!」
運転手「は、はぁ。」
ボク「無線が無理なら、なんで携帯使わないの?!」


ようやく電話をし始める運転手…
だが!!!
今度は運転しながらダイヤル〜通話ですよ。



待ってぇ、コラァ!!!!!イイ加減にせえよ!!!!
お代どころか、賠償金払えやぁ!!!!!!
これは間違いなく、そう思って当然の場面ですが…


ボクを止めるあるモノに遭遇してしまったのです。
見ちゃったんです…見なくてはいいものを。
というか…見えてしまったんです。


ボクが「…なんで携帯使わないの?!」と言って、
運転手が「は、はい!」と自分の携帯のリダイアルを押した時…
一番最初に出たリダイアルの名前は…


サラ金会社の名前


そのダメ運転手…
言っても、年齢はもう60才以上でしょうか。
ダイアルしてる…ってことは、
返済が遅れるから連絡をしたということの証明。ほぼ間違いない。
ということは…
かなりテンパってる生活でしょうね。ギリギリなんでしょう。
きっとこのタクシーの仕事を失うと、借金は払えなくなる。
これだけダメな人ですから、他の仕事は出来ないでしょうし…。


まぁまぁ、そんな事はお客であるボクにしてみれば知った事ではない話だが…
多分、そうなった場合…この運転手の人生はお先真っ暗になるでしょう。。。


ということは!!!!!
こっからがボクの思考…
→この運転手のことですから…
 お先真っ暗になった瞬間、さらに狂ってしまうに違いない
→ということは…
 この運転手をヘタに刺激すると、ヤケクソで殺害!!…なんてことも…
→ヤバイ!!!
 じゃあ事務所にクレームなんて、つけれない!!!!
→よし!!
 とりあえず運転手を落ち着かせ、ゆっくり慌てずに目的地を目指そう!!


結局、目的地まで約85分程かかったでしょうか。(通常なら約20分)
とりあえず到着はしました。
道中、テンパった運転手は赤信号をそのまま行こうとしたり、
とんでもない暗闇の道路を走ったり、
ホント!!!!
怖かった。


見知らぬオジさんの車で見知らぬ道を走る85分。
まして、明らかに狂ったドライバー。
誘拐ですよね!!コレ。


長い話ですが。
自分のために書き留めます。