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有田真平のブログ

奇跡の二人

shinpeiloser2006-10-03

いやぁマイッた。
我々は彼等に、どれだけ魅了されればいいのか。
ボクのようなマニアも。
一過性かも知れないが、いま大騒ぎしてる人達も。


早実・斎藤、そして駒大苫小牧・田中。


この世代は、最後の最後まで魅せてくれる。
サラッと。
この“サラッと感”が、実に絶妙。


この二人が再び相まみえることになった。
勝負事な訳で…
決して本人達が意図して出来る事じゃ絶対ない。
それでも…
徹夜で行列を作る人々、そして全国のファンが
最も喜ぶドラマを、
主役の立場として、当然のように作ってくれた。
サラッと。
そういう星の下に生まれてきたのか…たまたまなのか…
いずれにしても…
二人の戦いがもう一度見れるなんて…。まるで漫画だ。


最終回。
マウンドに向かう直前、斎藤はキャッチボールをしながら、
甲子園で出会い、戦いを通じて出来た友、
本間、そして田中と話をしていた。
「ハンカチやって…」


そして、斎藤はパフォーマンスを魅せた。
あえて。
ファンに喜んでもらえるように…と。


かつてガッツポーズすらも賛否両論あった高校野球の舞台。
高校野球だけはいつまでも時間が止まってて欲しい…」
と周りが勝手に思ってる超保守な世界で、
球児がパフォーマンスを行った。
にも関わらず、何らイヤな感じしない。
今騒いでる人達は喜んでも、
ボクのようなマニアは普段なら絶対許さない。そんなパフォーマンス。
なのに、なぜかニヤニヤしてしまう。
やっぱり彼等は特別なんだなぁ…と。
別格だなぁ…と。


斎藤のハンカチパフォーマンスの類いを真似するような、
安直な球児も必ず出て来ると思う。
頼むからやめてくれよ!
で、また世間も悪ノリで間違った煽り方すると思う。
頼むからやめてくれよ!


斎藤と田中…この二人は特別なんだから。
奇跡の二人なんだから。


ちなみに…
ボクのような野球ファンはみんなそうだろうけど、
斎藤と田中とは、
これから何十年間も付き合う事になるんだろうなぁ。
そう考えると、この関係ってなんなんだ?!
まるで、家族だ。
野球ファンは愛が深いよ。