deli菓子

有田真平のブログ

AbbeyRoad

shinpeiloser2007-02-13

年末から、長らく自分探しの旅に出かけてたボク…
各方面にご心配をお掛けし、今日は一日中謝罪行脚。
今年でもう35なのに、未だに自分が確立出来ていない自分。
情けないス。
ま、自分探しの旅に出かけたはいいが、見つかるワケありません(笑)


おととい〜昨夜〜と次男・哲平氏のウチへ。
ま、下らない事を朝まで。


特に昨夜は、長男・一郎氏が上京して来たので、一緒にお酒を。
会った時、既に一郎氏はぐでんぐでん。
結局、まともな話もロクに語れず、哲平氏とボクは終始苦笑いでした。


最近、ニューアルバム『LOVE』が発売されたThe Beatles
それを機に、ずっとThe Beatlesばかり聞いています。


The Beatles


昨日、ぐでんぐでんだった長男・一郎氏のおかげで、
幼稚園の時、ボクはThe Beatlesと出会いました。


家で流れてるBGM…って感じじゃなくて、
もっともっとちゃんと。


The Beatlesを聞かせてもらう…
ただそれだけのために一郎氏の部屋をノックし、
椅子へ腰掛け、耳にヘッドフォンをはめてもらい、
まさに、100%音楽鑑賞に集中した状態で聞き込んでました。
よそ見したり、ソワソワしたり、途中でトイレなんて言うと、怒られました。
それほど、聞き込こんでました。幼稚園児にして。
本当に。


そして、全アルバムを聞き、タイトルも覚え、メロディも完璧にマスター。
小学校に上がる頃には、The Beatlesイントロクイズ全国大会でもあれば、
大人にも負けないぐらいだったでしょう。オーバーでもなんでもなく。


で…
あれから、30年近く。
もう一回。
ちゃんと聞いてます。


当然、曲は同じな訳ですから。
頭を流れるメロディーは何も変わらないし、全部が聞いたことある曲ばかり。
なのに、心に伝わってくる曲のニュアンスやメッセージは
あの頃とは全く違います。


ABBEY ROAD
メンバー仲は最悪。
もはや顔すら合わせることもイヤになっていた彼ら。
メンバーそれぞれが、己達の偉大なるバンドの終焉を暗黙の内に予感しつつ、
「きっとこれで最後…」
「最後だけは、いいアルバムを作るために力を合わそう…」
と作り上げた、最後にして、最強のアルバム。


この凄いアルバムのどこを聞いても、
そんな彼らの仲違いなど微塵にも感じられません。


ま、今ボクがこのアルバムについて書いたようなコトは
誰だって知ってることなんだけど。


ボクが初めて聞いた幼稚園の頃…
このアルバムの背景も、良さも、な〜んにも分かりませんでした。
どちらかというと…「退屈だ!こんなの!」って感じでした。
伝説の『B面メドレー』も。
最後の『THE END』の何回聞いても、胸がキュンとなる切ない感じも。
何にも感じませんでした。


ようやく今、なんとなく分かるようになって。


1969年発売。
コレ、ボクが生まれる3年も前に、リリースされていたアルバムでして。
スゲーなぁ…と。


そんなタイミングで…昨夜。
ボクにThe Beatlesを教えてくれた長男・一郎氏と、
共に当時、The Beatles教育を受けていた次男・哲平氏と、
久しぶりに兄弟水入らずで…。


僕も…今一緒にThe Beatlesにハマッてる哲平氏も…
一郎氏に色んなThe Beatlesにまつわる質問をしたかったけど…
何せぐでんぐでん。
何にも聞けなかった。